加齢臭が悪化してしまうのはなぜですか?
加齢臭は、40~50代頃になると、男女ともに発生する可能性がある体臭です。
しかしその悪化には個人差が大きく、高齢でも全く気にならない方もいれば、近づくだけですぐにそれと分かるほど悪化してしまう方もいます。
このように加齢臭が悪化してしまう原因はいくつか挙げられ、それぞれの原因の元には加齢が存在しています。
まず、加齢臭の正体であるにおい物質・ノネナールを直接的に増やす原因として、「脂肪酸の増加」があります。
ノネナールは、皮脂腺の中でパルミトレイン酸(9-ヘキサデセン酸)という不飽和脂肪酸が、過酸化脂質によって酸化・分解されて発生します。
不飽和脂肪酸はそもそも、イワシやサバといった青魚、植物油などに多く含まれ、コレステロール値の抑制にいい物質です。
ですが、加齢によって新陳代謝が低下し、不飽和脂肪酸が増加しすぎると、加齢臭を増加、悪化させてしまうのです。
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酸化や腸内環境の変化も加齢臭を悪化させる
さらに、ノネナール発生のきっかけになる「酸化反応」が増える原因として、加齢による抗酸化力の低下が挙げられます。
若い人の体では抗酸化力が十分にあり、酸化を増やすような刺激を受けても、抗酸化力で抑えることができます。
しかし年齢を経るにつれ、抗酸化ホルモンであるメラトニンやDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)が減少して、抗酸化力が低下していきます。
女性ではエストロゲンの減少も、抗酸化力低下の一因です。
こうして、加齢によってノネナールの材料となる過酸化脂質が増加、脂肪酸と過酸化脂質の酸化が促されて、結果的に加齢臭の発生量が増加してしまいます。
加齢による腸内環境の悪化も、体臭を悪化させます。
年齢を重ねることで善玉菌が減少、悪玉菌が増加し、消化不良を起こしがちです。
消化しきれなかった食べ物の腐敗臭が体臭に混じることで体臭を強めます。
また、抗酸化力のあるビタミン類をうまく吸収できずに酸化反応が進み、やはり加齢臭にとってはマイナスになります。
皮膚の細菌バランス、皮脂汚れにも注意
年齢とは関係なく加齢臭を悪化させる要素として、皮膚常在菌の減少と、皮脂汚れの放置が挙げられます。
腸と同じように、皮膚にも善玉菌と悪玉菌が存在します。
善玉菌は余分な皮脂を分解し、肌を弱酸性に保って健康にしますが、悪玉菌は皮脂を分解した際に悪臭を放ちます。
例えば、洗顔時や入浴時にこすることで肌刺激が過剰になったり、乾燥のし過ぎなどで肌の悪玉菌が増加し、臭いが強まります。
加齢臭が気になる時には肌を念入りに洗いたくなりますが、逆に体臭を強めないように注意しましょう。
衣類に残りがちな皮脂汚れにも、要注意です。
繊維に絡みついた皮脂は油分なので水に溶けにくく、洗濯で落ちずに残ってしまいがちですが、これが臭いを悪化させる一因になります。
皮脂がつきやすい襟首、袖口は専用の洗剤を使ったり、定期的に漂白剤での浸け置きをすると、皮脂と一緒に臭いを落とすことができます。
対策のポイントをおさえて、加齢臭の悪化を防ぎましょう。
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この記事を読まれた方にオススメの情報5選
加齢臭はオヤジだけではなく、女性からも発生するものです。オヤジ臭と言われる理由は、視覚や聴覚からのイメージの影響や、オヤジ世代に多い生活習慣が加齢臭を強めているのではないかと考えられます。
加齢臭は中高年に起こりやすい体臭ではありますが、不快なほど強まってしまうのは健康的に要注意であり、身だしなみへのケアが足りない可能性もあります。仕方ないと思わずに、自分のためにも前向きにケアに取り組みましょう。
加齢臭はどんな臭いかというと、酸化した油や古臭い、黴臭い、青臭いにおいなどと例えられ、耳の後ろや枕カバーの臭いで有無を確認できます。加齢臭以外の体臭もあり、臭いの原因に合った対策が大事です。
自分の加齢臭に最も気付きにくいのは、自分自身です。皮脂腺が多い部分を拭いたティッシュや、枕の匂いで確認してみましょう。普段の生活習慣をチェックし、加齢臭発生のリスクを推測することも出来ます。
加齢臭は皮脂腺から発生します。皮脂腺は頭部、顔、胸元、背中の中心部などいわゆる脂漏部位に集中しており、加齢臭が強まりやすい箇所です。間違った肌ケアに注意し、皮脂の状態を健康に保つことが体臭対策に繋がります。