加齢臭を抑えるために酸化に対抗する

体臭相談室

酸化を抑えて消臭

和食

加齢臭を消臭するためには酸化を抑える食事を心がけることが大切ですが、それと合わせて「酸化を抑える働きのある栄養素を摂取する」ことが重要です。

加齢臭は脂肪酸が酸化することから発生しますので、この酸化にモトから対抗することで、加齢臭をモトから抑えることに繋がります。

酸化を抑える成分は数多くあります。
身近なものであれば、ビタミンC、ビタミンE、カテキン、ポリフェノールなどです。
本格的なものであれば、コエンザイムQ10、アスタキサンチンなどです。

酸化とは?

ノネナールの産生

加齢臭は皮脂の中のバルミトオレイン酸という脂肪酸が酸化することで産生するノネナールという物質によって起こります。
ですから、酸化を抑える働きのある栄養素を摂取することで加齢臭を抑えることができます。
まずは体が酸化するメカニズムを見ていきましょう。

私たちは空気中から酸素を取り入れることで生命を維持しています。
酸素は生きていくために必要なエネルギーを産生する際に必要になるのです。
しかし、エネルギーが生み出される過程において、酸素の一部が活性酸素というものに変化してしまいます。
この活性酸素は脂質やたんぱく質、細胞内のDNAなどを酸化作用によって錆びつかせ、細胞の性質を変えてしまうために我々は老化病気になってしまうのです。
これが体内における酸化のメカニズムです。
そして、活性酸素は脂質と結びついて過酸化脂質となり、バルミトオレイン酸を酸化させてノネナールが作られます。
体が酸化することによって加齢臭が発生するというのはこのためです。

ですから、この酸化を抑えてくれる、つまり抗酸化作用のある物質を体に取り入れることが
加齢臭の効果的な対策になるわけです。
加齢臭対策を行うと体が若返ることも期待できます。

酸化を抑える成分~ビタミン~

私たちの体にはもともと酵素によって活性酸素を抑える働きがあります。
しかし、年齢を重ねると体内の酵素の量が減ってしまいます
そこで、抗酸化作用のある栄養を摂取する必要が出てくるのです。

抗酸化作用のあるビタミンとしては、ビタミンAやビタミンC、ビタミンEが挙げられます。
ビタミンは体に必要な栄養としてよく知られていますが、特に抗酸化ビタミンは体内の酵素によって処理しきれない活性酸素の働きを抑えることができるのです。
食品中にベータカロチンとして多く含まれるビタミンAは、活性酸素の発生を抑えたり取り除いたりする働きがあります。
アーモンドやひまわり油、カボチャなどに含まれるビタミンEには抗酸化作用だけでなく、細胞の中に過酸化脂質が生成されるのを防ぐ働きもあります。
レモンやアセロラなどに多く含まれるビタミンCにも過酸化脂質の生成を抑えてくれます
ビタミンは健康のためにも必要な栄養素ですが、加齢臭を抑えてくれる働きもあるのです。

酸化を抑える成分~カテキン~

緑茶に多く含まれているカテキンという成分は、ポリフェノールの一種で昔からタンニンと呼ばれてきた緑茶の渋みを作る成分です。
カテキンという名前は、インドのアカシア・カテキューという木の樹液から取れるカテキューに由来するそうです。
カテキンにはインフルエンザを予防したり体脂肪を燃焼させたり成人病を予防したりする働きもありますが、抗酸化作用があることも認められています。
カテキンの抗酸化作用は、抗酸化物質として知られているビタミンEの50倍とも言われ、食用油や肉、魚などの脂質の酸化を防ぐ品質保持剤としても用いられているほどです。
カテキンは緑茶から摂取するのが効果的ですが、一番茶よりも二番茶の方が多く含まれています
また、緑茶の中でも高級とされる玉露は渋みが少なくて味は美味しいのですが、日光に当てずに育てることでカテキンの生成が抑えられているため含有量は少なくなります
反対に日光を浴びせて育てる煎茶にはカテキンが多く含まれています。
もちろん、茶殻にもカテキンは残留していますから、茶葉ごと摂取するとカテキンを多く摂取することができます。

酸化を抑える成分~ポリフェノール~

カテキンはポリフェノールの一種ですが、その他のポリフェノールにも抗酸化作用があります
ポリフェノールには他にも血栓を予防して血液をサラサラにしたり、脂肪燃焼を促進したりする働きもあります
ビタミンには水溶性のものと脂溶性のものがあり、それぞれ抗酸化作用が働く領域が決まっています。
しかし、ポリフェノールは水溶性の領域でも働きながら一部は細胞の中の脂溶性の領域でも効果を発揮します。
さらに活性酸素によってダメージを受けやすい細胞膜の部分でも高い抗酸化作用を持つので、その抗酸化力は大変有用なのです。
ポリフェノールは赤ワインやバナナ、マンゴー、ブルーベリー、春菊などに多く含まれています。
特に赤ワインには原料のブドウの種に含まれるタンニンや、皮に含まれるリスベラロール、アントシアニンなど多くのポリフェノールが含まれます。
そのため、皮ごと利用して作られる赤ワインは抗酸化作用が高いのです。中でも、熟成期間が長く色の濃い赤ワインにはポリフェノールが多く含まれています。

酸化を抑える成分~コエンザイムQ10~

美容サプリメントなどに含まれているコエンザイムQ10は、ビタミンのような働きをするのでビタミン様物質と呼ばれています。
ビタミンと違うところは、人間の体内でも合成される点です。
ビタミンの定義は、微量で体内の代謝に重要な作用を及ぼしている成分のうち自分で作ることができない化合物となっているのです。
コエンザイムQ10は肉や魚介類などの食品に含まれる脂溶性の物質です。
また、ユビキノンと呼ばれることもあります。
コエンザイムQ10にはそれ自体の抗酸化作用もありますが、ビタミンEの抗酸化作用を高める効果もあります。
ビタミンEは抗酸化作用もありますが、活性酸素を分解することでそれ自体が酸化を促進させる性質に変化するという特徴があります。
しかし、コエンザイムQ10にはその性質が変化したビタミンEを元に戻す働きもあるのです。
コエンザイムQ10は体内で生成することができますが、年を取ったり、ストレスが多かったり、タバコを吸ったりするとその生成能力が低下してしまいます。
ですから、そのような人はサプリメントなどから摂取するのも効果的です。

酸化を抑える成分~アスタキサンチン~

活性酸素と一口に言っても、実はその中にも4つの種類があります。
それはスーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシラジカル、一重項酸素の4つです。
その中でも一重項酸素は紫外線を多く浴びていると皮膚の細胞内に大量に発生し皮膚がんの危険性を高めるものですが、アスタキサンチンはこの一重項酸素に対して強力なパワーを発揮します。
研究によるとそのパワーはベータカロチンの40倍、ビタミンEの550倍とされています。
また、酸化されやすい脂肪でできている細胞膜での抗酸化作用はビタミンEの1,000倍にものぼることが分かっています。
ですから、加齢臭対策にアスタキサンチンのサプリを摂取するのも効果的です。

アスタキサンチンは天然の赤い色素で、鮭やエビ、カニなどに多く含まれるカロテノイドの一種です。
エビなどは見た目が赤くないと思うかもしれませんが、それはアスタキサンチンがタンパク質とくっついているためです。
ですが、加熱するとこの2つは分離するため色が赤くなります。
反対にカツオやマグロは生だと赤っぽい色をしていますがアスタキサンチンは含まれていないので加熱すると茶色っぽくなるのです。

簡単、手軽に酸化を抑えるには

サプリメント

この記事では抗酸化作用のある栄養素についてご紹介させていただきました。

加齢臭を抑える為には、抗酸化作用のある栄養素を摂取すれば良いと簡単に申し上げましたが、酸化を抑える栄養素を考えての食事を毎日続けるのはとても大変かと思います
そんな場合はサプリメントでの摂取をおすすめいたします。
食事からも抗酸化物質を摂取することはできますが、やはりサプリメントの方が強力ですし、簡単に摂取できます。
しかも、「目標としている量を確実に摂取できる」から特におすすめです。

しかし、サプリメントを摂取したからといって暴飲暴食をしてしまってはいけません。
なるべくできる範囲で食事も気を付け、サプリメントと両方を併用するとより一層効果的です。


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