加齢臭の発生の原因、「農薬」と向き合う

体臭相談室

加齢臭対策に野菜を摂取する際には、農薬に注意を・・・

7-5-5

加齢臭を対策するためには、皮脂が過剰に分泌されないように注意する必要があります。
そのため、食事の際には肉よりも野菜や魚を中心とした昔ながらの和食を食べる方がいいのです。
ですが、野菜を食べる時に注意しなくてはいけない事があります。
それは、農薬です。

現在流通している野菜の多くは、農薬や除草剤を使用しています。
農薬は、効力が強く持続性もあるため、私たちの口にどうしても入ってしまいます。
体内に農薬が入ると、それが微量であっても大量の活性酸素を発生させてしまうのです。
また、除草剤も胃では溶けないので、腸で酸素と反応して活性酸素を発生させます。
活性酸素は、体内の中性脂肪やコレステロールなどと結びついて過酸化脂質となり、加齢臭の原因になってしまいます。
ですので、加齢臭が気になる人は、出来るだけ無農薬野菜を選んだ方がいいのですが、無農薬野菜は作るのに手間もかかるうえに、元々量も少ないので、なかなかお目にかかれません。
もし売っているところを見つけても値段が高い事が多く、毎日食べる野菜を全て無農薬にするのは難しいでしょう。
ですから、野菜を食べる際は出来るだけ丁寧に洗い、残留農薬を洗い落とすようにしましょう。


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農薬が体に及ぼす影響

7-2-3

農薬は、体内に活性酸素を発生させてしまいますが、健康への影響がないか気になりますよね。
この点については、農薬工業会の発表によると残留農薬は微量なので、健康への影響は心配ないと明言されています。
農薬によって健康に有害な影響が出ないように、色々な検査が行われているのです。

ですが、体内に活性酸素が発生し、加齢臭が出る事については、健康被害とまでは言えません。
農薬を使った野菜は健康には影響がなくても、加齢臭には影響を及ぼす危険性があると言えるのです。

無農薬栽培と有機栽培

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少しでも加齢臭にいいものを、と農薬を気にして野菜を選んでいると「無農薬栽培」という表記の他「有機栽培」という野菜を目にします。
農薬が体内に留まるのと同じように、栽培する土壌にも農薬は残留します。
無農薬と言っても、全く農薬の影響がないものだけでなく、栽培期間中は農薬を使っていないという意味の「無農薬野菜」もあります。
この場合、昨年の農薬や化学肥料が残っている土で栽培されているということです。
商品を良く見ると「農薬:栽培期間中不使用」と書かれています。

有機農産物は、2年以上(果物では3年以上)、原則として農薬や化学肥料を使っていない土壌で栽培・収穫されたものです。
必ずしも無農薬ということではなく、やむを得ない場合の使用に限って30種類の農薬使用が認められています。
それだけ、農薬を使わない野菜作りは難しい、ということなのです。

そのほか、農薬を50%以下に減らした減農薬栽培、低農薬栽培といった基準もあります。
これらをすべて勉強したり判別するのは難しいですが、少しでも注意を払って、より安心で加齢臭にも役立つ野菜を選んでみましょう。

農薬を減らす調理法は?

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加齢臭対策に野菜を選ぶ段階で農薬の影響を減らすほか、調理によって農薬の影響を減らすことも可能です。
各調理法の前後で、色々な野菜の残留農薬量を確認した実験では、最も農薬が減少するのは皮をむくことであると分かりました。
農薬は主に作物の表面に留まるために、皮をむくことで効率よく農薬を減らせます。
次に農薬減少量が多いのが「油で揚げる」であり、ついで「炒める」「ゆでる」の順となっています。

水洗いだけでも、水に溶けやすい農薬は洗い流すことができます。
農薬の問題だけでなく衛生面からも、野菜をしっかり洗って食べるようにし、生で使う時には皮をむくようにするといいですね。


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