玄米を摂ると加齢臭対策につながる？

玄米食が加齢臭対策につながる！

玄米は栄養が豊富な事で知られています。
玄米は、籾米から籾殻だけを取り除いたもので、そこからさらに糠や胚芽を取り除いたものが白米です。
この糠や胚芽に多くのビタミンやミネラル、食物繊維などが含まれているのですから、栄養面から考えると、玄米の方が多くの栄養が含まれている事は確かです。
その栄養の中には、加齢臭対策に役立つものもあるのです。

例えば、玄米には白米の4倍ものビタミンEが含まれています。
ビタミンEは抗酸化ビタミンと呼ばれるほどに抗酸化力の高い栄養素で、体内の活性酸素をブロックしてくれる働きがあります。
活性酸素は体内の脂質と結びついて過酸化脂質となり、これが9-ヘキサデセン酸を酸化・分解する事で加齢臭のニオイの原因となるノネナールが発生するのです。
ですから、抗酸化力の高いビタミンEは加齢臭対策に役立つのです。

また、玄米には白米の8倍もの食物繊維も含まれています。
食物繊維は、体内の脂肪を体外に排出してくれますから、これも過酸化脂質の排出に影響するのです。

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玄米の美味しい炊き方

玄米は加齢臭対策だけでなく、健康のためになる栄養をたくさん含んでいます。
ですが、玄米は硬く、味もあまり美味しくないという人が多いですね。
だから、わざわざ栄養を減らしてまで白米にして食べているのです。

しかし、玄米も炊き方一つで美味しくなるのです。
玄米は、炊く前に半日以上水に浸けておきましょう。
また、炊く時の水は白米よりも多めにします。
目安としては、玄米と水を1：1.6程度の比率にしましょう。
また、炊き上がったら必ず15分ほど蒸らしてください。
これで、玄米も美味しく炊く事が出来ます。
それでも、玄米は消化が良くないのでよく噛んで食べるようにしましょう。

玄米におすすめのおかず

「玄米が加齢臭にいいと言っても、どんなおかずに合うのかが分からない」という悩みがありませんか？
玄米のお供として、醤油を垂らしたとろろは相性抜群です。
白菜の漬物で巻いたり、納豆を混ぜるときには卵を加えると、玄米がより美味しくいただけます。
海苔の佃煮も合います。

おかずで相性がいいのは、アジの開きです。
丼にするなら豆腐丼がおすすめ。
木綿豆腐1/4丁を水切りして適当な大きさにカットし、さらに電子レンジに1分半かけて水分を抜きます。
めんつゆ：水＝1：1のだし汁で豆腐を煮て味を沁みこませ、かつお節と一緒に玄米に乗せれば完成です。
色々試してみて、玄米に合うおかずを発見してみてください。

食事そのものを和食中心に

昔は日本人の体質自体、加齢臭が発生しにくいものでした。
しかし現代になって、加齢臭が出やすい方が増えてきた背景として大きいのが、「食生活の変化」です。

魚や野菜を中心とし、それほど油を使用しない和食中心の食生活であったのが、欧米化したことで、肉類や乳製品、油分をとる機会が急増します。
さらには外食やファストフード、コンビニでの食事などが増え、添加物の摂取量が増加しました。

このような食生活が、体内での脂質量の増加や酸化反応を強めて、加齢臭が起こりやすい体質を作ってしまうのです。
逆に考えれば、こういった食生活を変えていくことが、加齢臭対策になります。

洋食やイタリアン、中華といった料理の回数を減らし、和食を増やすように意識してみてください。
炒め物よりも、煮物や和え物を主食にしてみましょう。
合わせて玄米食を取り入れてゆっくりよく噛んで食べることで、加齢臭対策はもちろん、生活習慣病になりにくい体を作ることができます。