体臭用のサプリ成分は加齢臭向けのサプリと同じ？
加齢臭対策のサプリを探してみると、口臭や汗臭、便臭など様々な体臭とまとめて、「加齢臭にも」というように表記された商品が多く見られます。
確かに、体臭はいくつかの種類が混じって発生しているケースが珍しくありません。
しかし臭いの原因や発生過程は、それぞれの体臭により異なるものです。
そのため「体臭対策サプリならどれでもいいか」と、漫然と選んでしまうと、希望するような実感が得られない可能性があります。
体臭全般に向けたサプリと、加齢臭対策に特化したサプリ、それぞれに含まれる成分を見てみると、「何を目的とした商品なのか」がより明確になります。
よく見られる成分について、個別に確認してみましょう。
まず、体臭全般向けのサプリ成分で代表的なのが、「シャンピニオンエキス」です。
これは、マッシュルームから抽出される機能性食品であり、イギリスやフランス、アメリカその他の国々で消臭に役立つ成分として認められています。
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体臭全般向けサプリ、成分の特徴は？
シャンピニオンエキスは、腐敗臭の元になる「体内毒素」の生成をブロックすることで、体臭の対策に役立つと考えられており、そのほか、血液や、免疫力をサポートする力があるとも言われます。
しかし、シャンピニオンエキスによる消臭については、科学的根拠がないという見解もあります。
ただし現実には、複数の体臭サプリに配合、販売されていたりするため、一定のパワーを認めている方が多いと見ることも出来そうです。
そして、加齢臭対策グッズでもおなじみの「柿渋」や「茶カテキン」、「ローズエキス」といった成分を配合するサプリも見られます。
柿渋や茶カテキンは体臭の元になるにおい成分と結びつき、別の物質に変えることで、嫌なにおいを対策してくれます。
そしてローズエキスは、バラの香りによって体臭をマスキングしようとするものです。
その他に、腸の働きを整え、体の中からの腐敗臭をブロックすることを目的にしたオリゴ糖などの成分が配合された商品が見られます。
加齢臭対策に特化するなら、どの成分？
一方で、加齢臭向けのサプリで主成分となっているのは、アスタキサンチンやβカロテン、リコピンなどです。
これらの成分は、アンチエイジング目的の商品でも目にしたことがあるかと思います。
加齢臭とは、脂肪酸と過酸化脂質が酸化反応を起こして発生する、「ノネナール」というにおい成分です。
そのためノネナールの発生を対策するには、脂肪酸や脂質を抑え、酸化反応をブロックすることがカギとなります。
脂肪酸や脂質は、食生活に注意することで対策することが可能ですが、さらに抗酸化力を高める栄養を効率よく摂取するのはなかなか大変です。
そこでアスタキサンチンやβカロテン、リコピンなど、高い抗酸化力を持つ成分をサプリで補うことで、加齢臭発生のブロックを期待できると考えられています。
体臭の中でも特に加齢臭が気になる、という場合には、加齢臭対策に特化したサプリを、まずは試してみることをお勧めします。
他の体臭も気になる時には、体臭全般に向けた商品も服用してみて、より実感できる商品を選んでみるといいかもしれません。
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この記事を読まれた方にオススメの情報5選
加齢臭向けサプリの成分は、ローズや柿渋、緑茶カテキンなどがあるが、加齢臭の発生そのものを対策する目的の「抗酸化物質」を配合したものもおすすめです。抗酸化力の高いアスタキサンチンなどが配合成分に見られます。
加齢臭対策向けサプリは内容や価格のばらつきが大きいです。選び方では、加齢臭にどうアプローチする商品なのか、購入が続けられる価格か、飲む価値があるかを見極めることが大切です。加齢臭が出にくい体作りも忘れずに取り組みましょう。
加齢臭は外国人にもあるはずですが、白人や黒人は体質的に体臭が強いので香水をうまく使ったり、口腔ケアが徹底しているなど、日本人より体臭ケアが浸透している傾向があり目立ちません。個人差もあるので普段から気をつけましょう。
加齢と老化は混同されがちですが、厳密には異なるもので、加齢の中で老化が進行しています。老化は自然現象とはいえ、加齢臭の悪化などエチケットに反することは避けたいものです。
加齢臭対策では、シャワーを浴びるだけの入浴はおすすめできません。1日1回は湯船に浸かって汗腺を鍛え、汚れを落としリラックスすることが大事です。あがったら十分に乾燥させましょう。
