口臭予防の3つの重要ポイント

体臭相談室

口臭予防の基本

口臭

口臭は本人はなかなか気が付かないものですが、周りの人間はとても迷惑することが多いですよね。
・何となく食事に誘われなくなった
・話しているときに何となくいやな顔をされる
・子供が顔を近づけてこなくなった
など・・・
もしかしたら自分の口臭が…?と思うととても気になります。
こんな状況になってから寂しい思いをするのではなく、まずは口臭の予防を行いましょう。
適切な予防法を行えば口臭はかなり抑えることができます。
自信を持って人と話すことができるように、あらかじめ口臭予防を心がけましょう。

予防歯科で口臭予防

歯医者

虫歯歯周病は口臭の大きな原因になります。
これらがある人はほとんどの場合、口臭があります。
というのも、虫歯や歯周病の原因となる歯垢は、食べかすや細菌の塊で、この中に歯周病菌があってガスを出すために臭いがするのです。
さらに、虫歯になると歯に穴が開き、そこに食べかすが溜まって口の中の細菌が発酵しますし、歯周病の場合は歯周ポケットに歯周病菌が潜んで唾液や食べかすに含まれるたんぱく質等を分解するので口臭が発生するのです。

多くの人は歯が痛くなってから歯科に行くのではないでしょうか。
しかし、歯科では予防歯科というものを行っています。
歯垢が溜まって虫歯や歯周病になってしまう前に、2~3か月ごとに定期的に歯科に行って歯のメンテナンスを行い、口臭の大きな原因である虫歯や歯周病を予防しましょう。

舌苔を取り除いて口臭予防

舌苔

舌苔(ぜったい)とは舌の表面の白色または黄褐色や黒色の苔状のもののことです。
これは、舌乳頭という細かいヒダに食べカスや口腔内の細胞がはがれたもの、細菌などが引っ掛かってできるものです。
この舌苔は口臭の原因のおよそ6割を占めると言われています。
睡眠中は唾液の分泌量が少なくなるため舌苔が堆積しやすく、それが理由で起床時に口臭が強くなるのです。
体調がよくない時などには、この舌苔が溜まりやすくなります。

舌苔を取り除くには、歯ブラシを使っても良いのですが舌苔ケア用のクリーナーの方が効果的です。
歯ブラシできつく舌を磨くと微量ですが出血することもあります。
そうすると口臭の原因菌が血液中のたんぱく質をエサに繁殖して、より口臭を強くしてしまうことにもなりかねません。
舌磨きは舌を傷つけないように優しく行いましょう。

唾液を出して口臭予防

唾液の分泌量が少ないと細菌が増殖しやすくなるため、口の中が不潔になり口臭が発生しやすくなります。
また、口臭の大きな原因である舌苔も唾液が少ないと口の中にとどまりやすくなるのです。
唾液を出すことは口臭予防にとって、とても大切なことなのです。

唾液の分泌を盛んにするには、噛みごたえのある食べ物をよく噛んで食べることが大事です。
軟らかいものばかり食べていると口の周りの筋肉が衰えて唾液の分泌が少なくなります。
他に、ガムをかむ、リラックスする、唾液腺マッサージを行うなどの方法でも唾液の分泌を促すことができます。
唾液腺マッサージは、頬の内側を伸ばすように左右の頬を指で上下に数回こすって行います。

口臭予防は日々の心掛けから

口臭予防にはもちろん、正しい歯磨きや歯垢を溜めないために歯の間を歯間ブラシなどで掃除するなどの方法も大切です。
ただ、ここではもっと一般的には知られていないと思われる方法を中心にご紹介しました。

歯科に通うのは大変かもしれませんが、2~3か月に一回のことですし、舌苔専用クリーナーは100円ショップなどでも売っています。
また、唾液の分泌を促すことは日々の生活習慣を少し変えることで実現することが可能です。
口臭があると人間関係にまで影響してしまうことがあります。
これらの予防法を実行して、口臭を気にする生活を卒業しましょう。

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