加齢臭の原因は、ノネナールということが判明した!
今では当たり前のように口にされている加齢臭という言葉ですが、2000年まではその言葉すら存在しませんでした。
中高年になると、特に男性は体臭が強くなる・・・
「おそらく、体の中に老廃物か何かが溜まりやすくなったりするのであろう」と考えられていました。
ですから、あえて対策をする試みもありませんでした。
しかし、研究が進み、2000年を過ぎた頃より状況が大きく変わってきました。
資生堂さんの研究により、加齢臭の原因物質がノネナールと言う物質であることが分かりました。
ノネナールとは?
ノネナールとは、ニオイの強い「芳香族」に属する物質です。
上記のように、2000年に資生堂さんの研究によりニオイの原因物質として特定されました。
下の図のように、皮膚の表面の毛穴の根元には「皮脂腺」という分泌腺があります。
皮脂腺は上半身を中心にくまなく存在しています。
洋服などで隠れていない首の後ろや耳の周辺は、特にニオイの感じやすい箇所になります。
この皮脂腺では、下の図のように体の中からにじみ出てきた皮脂が脂肪酸と反応します。
その際に酸化反応が引き起こされることでノネナールが発生します。

ノネナールの構造式、測定方法
ノネナールは芳香族、不飽和アルデヒドという系統に属します。
不飽和アルデヒドとして有名なのは、アセトアルデヒドです。
アセトアルデヒドはアルコールが肝臓で分解された時に発生する物質です。
お酒を飲んだ翌日とかに部屋にこもっているあのニオイです。
さて、不飽和アルデヒドの2-ノネナールの化学式は(C9H16O)、分子量 140.223 g/molです。
アセトアルデヒドと似た化学物質ですので、独特の臭気を発します。
ノネナールの濃度を測定するためには、ガスクロマトグラフ・質量分析計による分析を行います。









