加齢臭についてもっと詳しく知る
昔は加齢臭という言葉すら存在せず、もちろんその原因も明らかにはなっていませんでした。
ですから、「中高年になると体臭が強くなる」というようにしか考えられていませんでした。
しかし、2000年に資生堂さんの研究により加齢臭の原因が明らかになり、普通の体臭とは全く別のメカニズムで発生するということが分かりました。
同時期に中高年の体臭に対して、「加齢臭」という名前が付けられ、専用の対策をするというブームが始まりました。
加齢臭の原因は、通常の体臭と全く異なります。
体臭はその発生部位が汗腺が主であり、「汗と皮膚表面の雑菌」から出てきます。
それに対して、加齢臭の発生部位は皮脂腺という場所が主であり、「ノネナール」という物質が原因となります。
ノネナールは、皮脂腺で脂肪分が酸化することから発生します。
酸化と言うのは、「物質に酸素が結合し、サビ付くこと」です。
つまり体の中の脂肪分が、皮膚の表面からにじみ出て、サビ付くという一連の流れからニオイが発生すると言えます。
酸化反応が引き起こされる原因
「体に貯め込まれた脂肪分が、毛穴の中から出てきて、酸素に触れてさび付く」という反応がノネナールの発生の原因となっています。
この一連の流れは、脂肪分が蓄積することと、酸化反応が起こるという2つのプロセスが関与しています。
1、脂肪分の蓄積
脂肪分が蓄積するのは、現代人の食生活から引き起こされる現象です。
つまり脂分が多く、ビタミンやミネラルが不足した食生活によって、脂肪が燃えなくなるということです。
例えば肉の脂身や揚げ物などを多く食べ、野菜が少ない食生活は加齢臭の発生に直結しています。
さらに年齢と共に運動量も減ってきますので、それに伴い脂肪分も燃焼しにくくなります。
現代人は体を動かすことも少なくなっていますので、普通に生活していると体の中の脂肪分が蓄積されやすいと言えます。
ですから食生活に気を配り、積極的に運動をすることが大切です。
2、年齢と共に強くなる酸化
また、加齢と共に酸化反応が起こりやすくなってきます。
これは、活性酸素が関係していると言われています。
活性酸素は体内で発生する酸素の一種で、体内に侵入した細菌などを撃退する働きがあると言われています。
しかし、この活性酸素が増えすぎると、老化や生活習慣病、がんなどにつながります。
通常、人の体には活性酸素が過度に発生するのを抑える働きがあります。
この働きが年齢と共に弱くなり、過度な活性酸素が発生するようになってきます。
その結果、酸化反応につながってきます。
加齢臭の原因を踏まえた上での対策は?
上記のように、加齢臭の最も大きな原因は酸化反応です。
この反応に対抗するためには、体の中から対抗するのが最も効果的な方法の1つです。
体の中から酸化反応を抑えるためには、反応を抑える物質を摂取すること、そして有酸素運動が大きな役割を果たします。
反応を抑える物質を摂取するためには、ビタミンCやビタミンEを多く含む食材である野菜を中心とした食生活を心掛けること、そしてサプリメントなどを上手く活用することが重要です。
有酸素運動とは、ウオーキングや自転車など、毎日の習慣として継続できる運動を選ぶことが一つのポイントとなってきます。









