「湯船でリラックス」がなぜ予防になるの？
家族から「臭いがする」「洗濯物が臭い」などと言われるようになって、「もしかして加齢臭？」と気がついたり、自分で「なんとなく臭うような」と気づいたりしたとき、どうするでしょうか？
色々な対処法がありますが「毎日しっかりとお風呂で体を洗うようにしている」と答える方は多いと思います。
加齢臭予防・対策に役立つ入浴法を確認しておきましょう。
入浴回数を増やし、朝と夜2回体を洗っている、という方もいますよね。夜眠っているあいだは皮脂分泌が活発になって加齢臭が発生しやすいので、朝お風呂に入ることは臭い予防に最適です。
2回とも手早くシャワーで済ませているという場合には、1日1度は湯船に浸かるように変えてください。
湯船はぬるすぎない温度で、40度～42度ぐらいが適温です。ぬるすぎず熱すぎない湯温にする理由は、発汗を促すため。現代社会ではエアコンの効いた場所で過ごす時間が多く、汗をうまくかけない方が増えています。汗をかかずに汗腺機能が低下すれば、汗腺に角質などの老廃物がたまりやすくなり、皮脂腺からの加齢臭をより強めてしまうのです。
湯船に浸かって汗をかくことで汗腺の汚れを排出することができ、機能も回復して気持ちよく汗をかけるようになるのです。
湯船にゆっくり浸かって汗をかいたら、柿渋や竹炭、カテキンなど加齢臭予防に期待できる成分を使った石鹸で体を洗いましょう。ゴシゴシ肌をこするのではなく、たっぷり立てた泡を使って優しくなで洗いするのが良いでしょう。
夜は湯船につかり、朝は時間がないのでシャワーを、という場合、ボディシャンプーなどで丁寧に洗わなくても、お湯で体を流したり、熱い蒸しタオルで体を拭くだけでも臭い防止になりますよ。
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汗腺機能の向上
現代人はエアコンの効いた部屋で過ごす事が多く、汗をかく機会が減っています。
汗をかかない状態が続くと、汗腺の機能が衰えてしまいます。そのため、うまく汗をかけない人が増えているのです。汗腺の機能が正常であれば、頻繁に汗をかくために汗腺に角質や老廃物などが溜まることもなく、サラサラした良い汗をかく事が出来ます。
良い汗は、ほとんどが水ですからニオイもほとんどありません。ですが、汗腺の機能が衰えてあまり汗をかかなくなると、汗腺に角質や老廃物が溜まり、たまにかく汗にはそれらが混ざってドロドロした悪い汗になってしまうのです。この汗は、ニオイもきついので加齢臭を強める事になってしまいます。
ですから、湯船にゆっくり浸かると汗腺が開いて汗をかく事が出来ます。つまり、湯舟に浸かることは、汗腺の機能を高めることにつながり、ひいては加齢臭対策にもなるのです。
リラックス出来る
湯船に浸かった時に、「ふ～っ」などと声を出してしまう人もいるでしょう。そうでなくても、湯船に浸かるととてもいい気持ちになるのではないでしょうか。
この時、私たちは心身ともにリラックス出来ているのです。心身がリラックスすると、ストレスを解消することにもつながります。
私たちの体は、ストレスを受けるとそれに対抗するために副腎皮質ホルモンという物質を分泌しますが、その際一緒に活性酸素も生成してしまいます。活性酸素は、体内の脂質と結びついて加齢臭の原因となる過酸化脂質になってしまうのです。つまり、ストレスは加齢臭の原因になるという事なのですが、湯船に浸かってリラックスすることでこのストレスを軽減する事が出来ます。
そうすると、体内の活性酸素を減らす事になり、加齢臭を防ぐことにつながるのです。
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