体調が悪いと、口臭も発生しているかもしれません

体臭相談室

体調悪いかも?と思ったら口臭に気をつけて!

たまに口臭がきつくなるように感じていた男性が、「どんなタイミングで口臭が起きているのか?」と考えてみたところ、疲れたときに臭いがきつくなっているように感じる・・・という話を聞きます。
疲れが溜まれば免疫力が低下し、倦怠感があったり嫌な汗をかくこともありますよね。
疲労は体臭の原因になるということが明らかになっていますが、実は体調が悪くなることによって、ツンとした口臭を感じたり、口の臭いが強くなるケースがあるのです。

体調が口臭に与える影響

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病気まではいかなくてもなんとなく体調が悪いというときには、疲れが溜まっていたり無理をしていたり、風邪をひきかけるなどして、一時的に体の抵抗力・免疫力が低下している状態です。
つまり、様々なウィルスが体内に侵入しやすい状態であり、そのようなときには口腔内の健康状態も悪化しやすくなっています。

細菌が繁殖しやすくなって歯垢が付きやすくなったり、虫歯・歯肉炎や歯周病が進行しやすい、口内炎ができやすい、口のなかのちょっとした切り傷がなかなか治りにくいのも、免疫力低下が影響している場合があります。
舌苔量も増え、これらが総合的に口臭リスクを高めていくのです。

体調が良くない時には、食欲が減って簡単な食事で済ませてしまったり、ちょくちょく飲み物を摂るのも億劫になったり、人と話す気力も低下します。
これらはいずれも唾液量の低下を招き、口の中が乾いて口臭が出やすい環境を招くのです。

疲れて歯磨きをしないまま眠ってしまう、忙しくて歯磨きの時間がなかったなど、口腔のケア自体が減ってしまうことで、口臭に結び付いているケースもあると考えられます。

体調が良くなれば口臭も良くなる

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体調不良が原因の口臭は、一時的に生理的口臭の悪化が起こっている状態ですから、体調が回復すれば自然と口臭も減っていきます。
口臭のためだけでなく心身のためにも、まずは体調を回復させることが何よりも大切です

必要に応じて病院を受診したり市販薬を飲んで、ゆっくりと体を休めてしっかり睡眠をとりましょう。
食べ物を受け付けられるようになったら、バランスよく吸収もいい食事で元気をつけます。

体力が回復してきたら、免疫力を高める生活を送るように心掛けましょう。
忙しくてもできるだけ決まった時間に、栄養のバランスが取れた食事をするようにし、眠りの質を高めたり、軽い運動を習慣にできるといいですね。
生活習慣を整えることができれば、健康になるだけでなく口臭もスッキリと減っていくはずです。

体調も良くなったのに口臭が減らない時には、それ以外の原因を探る必要があります。
慢性的な口臭の場合には口腔内の疾患が疑われ、どんどん臭いがきつくなっていくときには内臓の病気から起こる口臭が疑われます。
臭うタイミングでは唾液量の低下が起きているのかもしれません。
それぞれの原因に合った予防をしていくことが大切です。

口臭は体調のサイン

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体調に変化をもたらすウィルスは、そのほとんどが口や鼻から侵入します。
口腔内の清潔・健康を維持することは、ウィルスの侵入を防ぐという意味で、体調管理にとっても重要です。

忙しい時、休めない時には気力で体力を補い、体調の悪化に気づかないこともあるでしょう。
そんなときには「もしかして口臭がきつくなっているかも」と考えて、普段以上に口臭エチケットに気を配ったほうがいいかもしれません。

口臭レベルを体調の目安にできる方もいると思います。
知らない間に人に不快感を与えてしまう口臭はマイナスなものと捉えられがちですが、体調を管理できるバローメーターと思えば、前向きに口臭予防に取り組めるのではないでしょうか。

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