加齢臭の夫・・・本人が気づかないのはなぜ?

加齢臭相談室

あれだけ酷い臭いなのに、夫本人は気づかないのはなぜ?

夫が自分の加齢臭を認めようとしません。「職場でも何も言われてないし、俺は違う」と言い張ります。どうしてあれだけ酷い臭いに気づかないのでしょうか?

私たちは普段「せっけんの香り」「花の香り」「酸っぱい臭い」「臭い」など、さまざまな香りをかぎ分けています。
感覚的には、「香りそのもの」を嗅いでいるように感じますが実はそうではなく、「匂いの変化」を嗅覚が感知しているということになります。

したがって、四六時中自分の加齢臭を嗅いでいる本人にとっては「匂いの変化」がないために臭いとは感じられず、気付きにくいというわけなのです。
夫の職場の方たちや友人、そして家族にとってはとても強い臭いなのに、不思議ですね。

このようなことは加齢臭以外でもよく起こっています。
例えば、農家の方にとって肥料は日常的に使用するものでありその臭いにも慣れていますが、初めて農家を訪れる人にとっては、やはり「肥溜めのような臭い」と感じられますよね。

このように、本人は自身の臭いに慣れるものですが、他人の臭いにはなかなか慣れないどころか、匂いの種類によってはかなりのストレスになってしまいます。
しかも人によってその感度や好みが異なるため、ちょっとした加齢臭でも耐えられないほどに気になってしまうこともあれば、「特に気にならない」「結構好きな香り」と感じる方もいます。

ワンポイントアドバイス:本人に臭いの強さを分かってもらうためには、一日着用していたシャツを入浴後に嗅いでもらうといった方法はどうでしょうか?
夫に加齢臭の存在を分かってもらったら、ぜひ奥様も一緒に、体の中からの加齢臭予防に協力してあげてください。

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