加齢臭のニオイは体のどこから出てくるのか?

加齢臭相談室

なんとも言えない臭い・・・体のどこから出てくるのか教えて!

加齢臭のなんともいえない臭いは、体のどこから臭っているのでしょうか?
肌のどこかに、加齢臭が出てくる穴のようなものがあるのですか?

自分の目で肌を見つめてみても、特に穴のようなものは見えませんよね。
でも暑かったり運動したりすれば汗をかくことでわかるように、見えない小さな穴である外分泌腺は、全身に確かに存在しています。

汗を分泌するのは「汗腺」です。
汗腺にもエクリン腺とアポクリン腺があり、腋臭の方はアポクリン腺がもともと多い体質です。
同じく外分泌腺で、加齢臭の発生場所となっているのが「皮脂腺」です。
皮脂腺は毛穴に付属する袋状の器官であり、皮脂を分泌します。
皮脂と言えばニキビを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。

皮脂腺の主な機能は、乾燥や外部からの刺激に対し皮脂を分泌し、肌の潤いを維持することで体を守ることです。
肌の潤いの点において、健康だけでなく美容にも大きく関係しています。
その皮脂腺の中に不飽和脂肪酸と過酸化脂質が存在しているのですが、この2つは年齢を経ることで分泌量が増します。
2つの物質が酸化反応を起こすと「ノネナール」という物質が発生し、皮脂腺から体の外に排出されます。
これが加齢臭の嫌な臭いの正体です。

皮脂腺はどこに位置しているのかというと、体中にあります。
正確には毛穴が存在する、手のひら・足の裏を除く部分であり、加齢臭が特に発生しやすいのは、ニキビもできやすいと言われる脂っぽい部分、つまり頭や顔などです。

なかでも耳の裏は臭いが濃くなりがちなため、加齢臭の発生の有無を確認するには、「耳の裏を指でこすって嗅いでみる」という方法があるほどです。
皮脂腺から加齢臭が発生する仕組みを知れば、有効な予防策を立てやすくなりますね。

体を洗っても加齢臭が気になる方へ 体の中から加齢臭を断つ方法 妻から指摘された方へ! テレビや雑誌で話題の無臭物語の詳細を見る