予防石鹸とは・・・どんな仕組みで体臭を取り除いてくれる？
加齢臭対策を考えていて石鹸を使ってみようと思うのですが、ただいい匂いになるだけですか？具体的に体臭を取ってくれるのでしょうか？
今、臭っている加齢臭をなんとかしたいというとき、さまざまなグッズを利用するのは賢い方法です。
なかでも石鹸は入浴時に取り入れるだけでよく、手軽で人気がありますね。
加齢臭予防を謳う石鹸に配合される特効成分を見てみると、「柿渋（かきしぶ）」「ミョウバン」「茶カテキン」「竹炭」などが多くみられます。
未熟な柿をすり潰し、その果汁を発酵させ、ろ過したのが柿渋です。
これに含まれる柿タンニンには、防腐・防虫・防水効果があり、この特性を生かして、江戸時代以前から様々な塗料に使用されてきました。
殺菌作用も含まれており、石鹸に配合することで肌の細菌の増殖を防ぎ、嫌な臭いが強まるのを防ぎます。
ミョウバンは染色剤、消火剤、防水材、沈殿剤、腋の制汗・防臭剤などに用いられ、やはり柿渋と同じく殺菌作用が認められます。
お茶の渋み成分である茶カテキンはどうでしょうか？
食後に緑茶が好まれるのは、美味しいからだけではありません。
茶カテキンの効用として雑菌の繁殖を抑制することで、歯周病や口臭の予防に役立つためなのです。
飲用すれば、体内で茶カテキンが発揮する抗酸化作用からも加齢臭予防が期待できますが、石鹸成分として用いる場合には、やはり肌の雑菌繁殖を抑制するパワーを利用することになります。
竹炭は石鹸以外でも、多くの消臭商品に使用されている成分ですよね。
加齢臭予防石鹸は普通の石鹸に比べれば割高ですが、雑菌の繁殖を防ぎ肌を清潔に保つことで、加齢臭の抑制に効果をもたらすと言えます。
ただしここで消臭できるのは「既に発生した加齢臭」についてであり、そのままでは臭いは体から出続けています。
さらに一歩踏み込んで、体の中からの加齢臭発生自体の予防策を講じる必要があるのです。
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