加齢臭と食事

加齢臭相談室

健康に気を遣った食事をすれば、予防にもつながる?

加齢臭対策に、和食や野菜・果物、緑茶などがいいと聞いたのですが、健康に気遣った食事が体臭予防になるということなのでしょうか?

確かに、加齢臭対策と健康的な食習慣・生活習慣を目指すことは、かなり重なる部分がありますが、健康ならば体臭がない、というわけではありません。
まずは質問にあるような食事がなぜ加齢臭対策として薦められるのか、その理由を確認しましょう。

皮脂腺から発生するノネナールがあの独特の臭いのもとになっていますが、ノネナールは脂肪酸と過酸化脂質が分解・酸化する過程で発生することが分かっています。
つまり加齢臭の発生を予防するには、酸化作用の抑制が有効です。

酸化を防ぐには、活性酸素の増加を阻止したり、抗酸化作用が認められるビタミンA・C・Eやカロチン、ポリフェノール、カテキンといった栄養分を体の中に摂りいれるのがおすすめです。
野菜ならばキャベツ、ピーマン、ブロッコリー、ホウレン草、アボカド、ニンジン、カボチャ、春菊。
果物ではバナナ、キウィ、イチゴ、オレンジ。
魚介ならウナギやカツオ、サーモン、甘エビ、いくら。
アーモンドやくるみ、大豆やゴマのほか、飲みものでは緑茶や赤ワインを選びましょう。

これだけの食材の選択肢があれば、いろんなメニューで飽きずに摂りいれることが出来そうですね。
また、原因物質の脂質を増やさないために、脂っこい洋食や中華などを避け、和食を中心にすることも大切です。

このように栄養分豊富な和食中心の食事を摂るようにするほか、適度な有酸素運動を習慣にすること、喫煙をしないこと、アルコールはほどほどにすることなども加齢臭の抑制に役立ち、これらはまた、健康な体づくりにも役立つことばかりです。
なぜそれが必要なのかを理解して行うことで、より効果的な体臭予防が可能になります。

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