加齢臭

加齢臭相談室

年をとったら臭いが出るのは、本当に仕方がないこと?

子供から「お父さん臭い」と言われ、ショックを受けています。
加齢臭だと思うのですが、年齢的に仕方がないのでしょうか?

奥さんから「臭うよ」と言われるのもショックですが、一番効くのはあどけない子供のひと言だといいます。
子供を気がねなく抱きしめられるように、加齢臭をなんとかしたいですよね。

その名前の通り、だいたい40代以降という年齢条件が加齢臭に大きく関係しています。
ちょうどその頃に、加齢臭のもととなる不飽和脂肪酸や過酸化脂質の体内量が増加すること、身体の中の抗酸化機能が低下することによって、加齢臭が発生しやすい環境になるのが原因です。

しかし「加齢臭」という名称自体、2000年になって名付けられたことからも分かるように、昔の日本ではそれほど注目され、問題視されるものではありませんでした。
その理由を知るカギは、食生活・生活習慣の変化にあります。

食の欧米化が進む前の日本では、当然和食中心の食事で、加齢臭の原因となる脂質の量が圧倒的に少なかったのです。
逆に体臭を減らす効果が期待できる魚やゴマ、豆腐や味噌などが食事の中心でした。

近代化が進む前は、夜になれば町が暗くなり十分な睡眠をとることができ、混雑した電車や時間に追われるストレスなどもありませんでした。
こういった習慣が加齢臭の抑制につながっていたわけですが、近年ではこれらの抑制効果が失われがちで、脂っこい食事や喫煙、ストレス、運動不足などによって、加齢臭を強める生活を、そうとは気づかずに送ってしまっています。

ここで言えることは「加齢臭をあきらめる必要はない」ということです。
臭いの原因となる物質を減らし、抗酸化作用をポイントに食習慣・生活習慣を改善して、臭いストレスからの解放を目指しましょう。

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