
健康のためにもニオイ予防にも、お酒はほどほどに・・・
飲酒が加齢臭を悪化させると聞いたのですが、全く飲まない方がいいですか?
飲酒=アルコールがどのように加齢臭に影響を及ぼすのかを確認しておきましょう。
体内に入ったアルコールは肝臓で処理されますが、この処理の過程で発生するのが「活性酸素」です。
フリーラジカルとも呼ばれる活性酸素は本来体に必要な成分ですが、体内量が過剰になると細胞を傷つけ、老化を促進したり、生活習慣病などを引き起こします。
一方で、加齢臭の発生を促すのは「過酸化脂質」による酸化作用ですが、活性酸素の増加は過酸化脂質の量を増やします。
こうして活性酸素が増えることにより、加齢臭も強くなってしまうのです。
健康な体と適量のアルコールであれば、ある程度の活性酸素が発生したとしても、体がもともと持っている「抗酸化作用」によって無毒化され、体に害を及ぼすことはありません。
アルコールへの耐性は個人によって大きく異なりますが、いわゆる深酒、大酒でアルーコル処理が多くなり過ぎて活性酸素が過剰に発生すると、抗酸化力が追いつかず体内の酸化が進んで、加齢臭も強くなってしまうというわけです。
したがって、加齢臭予防のためには断酒をしなければならない、というわけではありません。
むしろ適量のアルコールでリラックスしストレスを発散することは、活性酸素の抑制につながります。
全くお酒を飲まない方よりも、適量のお酒を嗜む方の方が長生きする、という報告も注目を集めています。
お酒は「適量」、そして「楽しめる」お酒にしましょう。
二日酔いは本人も辛いですし、体にダメージとなるのはもちろんのこと、体に残るお酒の臭いに加え加齢臭までキツくなってしまっては、周囲の方にもストレスとなってしまいますよ。
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