体臭改善の為の石鹸の選び方、使い方

体臭相談室

石鹸の選び方と正しい使い方を知って体臭を改善しよう

石鹸

誰もが気になる体臭、特に夏になると汗のニオイなどに敏感になります。
病気が原因の体臭はその病気を治さないと根本的な解決は不可能ですが、そうでない場合は比較的簡単に改善する方法があります。
そのうちの一つが石鹸の選び方と使い方です。
日ごろから体を洗う際に石鹸を使う方も多いと思います。
最近ではボディソープの方が主流になっているようですが、石鹸には石鹸の良さがあります
その石鹸の選び方と使い方のポイントをおさえるだけで体臭の予防と改善を行うことが可能なのです。
体臭に効果的な石鹸の選び方や使い方をご紹介します。

ボディソープと石鹸の違いとは?

石鹸 種類

ボディソープは香りや泡立ちが良く使いやすいので人気があります。
それでは、ボディソープと石鹸の違いは何なのでしょうか。
ボディソープは固形石鹸を溶かしたものだと思っている人もおられますが、そんなことはないのです。
まず、主成分が違います。
ボディソープの主成分は脂肪酸カリウムですが石鹸の主成分は脂肪酸ナトリウムです。
また、ボディソープはごく一部の石鹸系のものを除けば洗浄成分は合成洗剤でできています。
そして、石鹸は弱アルカリ性で大半のボディソープは弱酸性の液性があります。
弱アルカリ性である石鹸は、酸性物質に触れると中和されて洗浄力がなくなります。
皮脂や汗といった汚れは弱酸性のものが多いので、石鹸はこれらに中和されて洗浄力が落ちます。
これに対してボディソープは洗浄力が高いのです。
洗浄力が高い方がいいと思うかもしれませんが、肌は洗い過ぎて必要な皮脂まで失うと、新たに皮脂を分泌しようとするため脂性の肌になりやすくなります。
また、石鹸の方がアレルギーを起こすリスクはかなり低くなります。
ですから、肌の弱い人は石鹸を使う方がいいでしょう。

石鹸の成分

石鹸の洗浄成分はイソプロピルフェノールと言います。
この成分には殺菌効果があり、体臭の元である皮膚の菌を抑えてニオイを防ぎます。
イソプロピルフェノールは石鹸の中に1%しか含まれていませんが、皮膚の常在菌のバランスを壊さずに臭いの元の菌を抑制するにはちょうど良い量となっています。
石鹸には他にも様々な成分を含んだものがあり、それぞれ用途に合わせて使い分けましょう。
例えば、ミョウバンが含まれた石鹸は、水に溶けると酸性になって臭いの原因の一つであるアンモニアを中和しそのニオイを消す効果があります。
最近話題になっている柿渋石鹸は、古くから殺菌効果があると言われており、特に加齢臭に効果的です。
また、緑茶エキスが含まれた石鹸は、そこに含まれるカテキンやフラボノイドといったポリフェノールが体臭の原因成分の酸化を抑えてくれます
緑茶には他にも抗菌作用や抗酸化作用もあるので雑菌の繁殖を抑える働きもあります。

石鹸の使い方

あわあわ

石鹸の正しい使い方は、水分と空気を含ませて十分泡立て、素手や綿のタオルで泡をふんわりと肌に乗せるように洗う洗い方です。
ゴシゴシこすっては肌が傷みますし洗い過ぎにもなってしまいます。
体から洗い流したい汚れは泡だけで十分落とせるのです。
こうすることで必要な皮膚常在菌を守りながらニオイの原因の汚れや雑菌を洗い流すことができます。
洗う時は体のTゾーンと呼ばれる胸元や背中、わきの下、足の裏などはニオイを放ちやすいので洗い残しがないように特に気を付けましょう。
反対に女性のデリケートゾーンは非常にデリケートなので、石鹸を使う時はデリケートゾーン専用のものを用いましょう。

最近は石鹸を使う人が減ってきていますが、正しい使い方をすれば体臭を改善することができる素晴らしいアイテムです。
体臭だけでなく、洗い過ぎによる肌トラブルや脂性肌に悩んでいる人も一度石鹸を使ってみてください。
自分の体臭にあった石鹸を正しい使い方で使えば、効果的に体臭を撃退できるでしょう

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