夫がいない部屋からも加齢臭・・・なぜ臭い?

加齢臭相談室

夫がいない部屋や洋服からも・・・どうしてあんなに臭い?

夫の加齢臭に辟易しています。本人から臭うのは勿論、夫がいない寝室も臭います。自分たちにも臭いが移りそうで・・・どうしてあんなに臭いのでしょうか?

古い油やろうそく、古本屋のニオイなどに例えられる加齢臭。
皮脂腺の中で脂肪酸と過酸化脂質が反応を起こすことで発生する「ノネナール」というにおい物質が、その正体です。
このうち過酸化脂質は、体内での酸化反応によって作られています。
老化現象の多くに酸化が関わっていて、加齢により酸化が起こりやすくなることで、過酸化脂質が増加し加齢臭を強めているのです。

油を放っておくと、酸化して臭くなりますよね。
加齢臭が古い油のニオイに例えられるのは、このような酸化のプロセスが影響していると思われます。
食品の腐敗臭は「食べてはいけないもの」ということを教えるための危険信号ともいわれます。
夫からそんな腐ったニオイがするのは、何とかして避けたいですよね。

加齢臭は、発生の瞬間に本人の体からだけ臭うのではなく、臭気がどんどん蓄積され強くなっていきます。
使用した衣類やリネン類にもニオイはしみつき、これをまた身につけることで、我慢できない不快なニオイになってしまうのです。

ニオイの感じ方には個人差があります。
特にニオイに敏感な方にとって、ずっと臭い加齢臭を我慢しなければならないのは、かなりのストレスとなってしまいます。

ワンポイントアドバイス:ぜひ生活の中で、加齢臭の発生自体を減らす方法を実践していきましょう。
先に述べたような「酸化反応」を予防したり、脂質を減らしたりするのが加齢臭予防の基本ですが、これは普段の食事や生活習慣を改善することで実現が可能です。

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