加齢臭とお酒

加齢臭相談室

お酒の習慣、ニオイを軽減さすためにやめなくちゃダメ?

20代の頃から週に2~3回は夜遅くまで飲みに行くという生活を続けていて、いまさら習慣を変えるのが難しいです。改善しないと加齢臭は消えませんか?

仕事での付き合いだったり、友人と出かけるのが好きな人などは、普段お酒を飲んで外食する機会が多いと思います。
ずっとそういう生活スタイルを続けていて40歳を過ぎたころ、「加齢臭がきつくなった」と気づいたり、指摘されたりする方が少なくありません。
飲酒がどのように加齢臭に関係してくるのかを確認してみましょう。

同じ飲酒でも、体臭を強めてしまうのは「過度の飲酒」、つまり飲み過ぎです。
どのぐらいのアルコールを分解できるかは個人差が大きいので、飲み過ぎのレベルもそれぞれ異なりますが、飲み過ぎと思われる飲酒習慣を継続すると、肝臓に負担がかかり分解できない有害成分が体内に溜まってしまい、加齢臭の発生を促進する可能性があります。

二日酔いでお酒臭い、ということがありますよね。
そんなときに体内で発生しているのが、代謝物質である「アセトアルデヒド」です。
実はこのアセトアルデヒドの成分構造が加齢臭の臭いのもと・ノネナールの構造と似ていて、同じように嫌な臭いを発生させてしまうのです。

平均的な量で見ると、中瓶ビール1本、日本酒1合程度であれば約3時間ほどで体内からアルコールが消え、二日酔いになることはないと言われます(もちろん、なかにはアルコールをまったく分解できない体質の方もいます)。
この程度のいわゆる「ほどほど」のお酒であれば、体臭が強まる原因とはなりません。
なかでも適量のワインなら、抗酸化作用のあるポリフェノールを含んでいるため、加齢臭を軽減さす成果が期待できます。

昔からの習慣を急に止めるのは難しいですが、健康のためにも飲み過ぎないようにしたり、飲みに行く回数を少し減らしてみましょう。

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