加齢臭と体臭

加齢臭相談室

同じ対策でいいの?他にもいろいろある体臭

とにかく体臭がきつくなったと感じています。加齢臭のほかにもいろんな臭いが混ざっているように感じるのですが、どう予防したらいいのか分かりません。

どんな臭いかということや特に臭う場所によって、いくつかの体臭を嗅ぎ分けることが可能です。
ツンと刺すような、玉ねぎの腐ったような腋臭や口臭、足の臭いなどは、臭いの違いも発生箇所も、比較的区別しやすいですよね。

汗をかくことで生乾きの衣類が臭っていたり、肌の雑菌が臭ったり、口臭でもその原因が歯周病の場合や腸内環境の悪化である場合もあります。
そして加齢臭は、ローソクやチーズ、古本のようなかび臭い香りに例えられ、皮脂腺が多く集まる耳の後ろといった頭部から漂いやすくなります。

同じ体臭でも臭いの性質や発生箇所が異なるのは、その発生原因・過程が異なっているためです。当然のことながら、臭い対策の方法も違います。
口臭予防であれば、歯周病の治療や腸内環境の改善が欠かせません。
生乾きの衣類の臭いは、部屋干しをできるだけ避け、やむを得ないときには専用洗剤を用いたり、完全に乾燥させるようにします。

そして皮脂腺内での酸化反応が原因である加齢臭予防では、酸化反応をできるだけ抑制すること=抗酸化作用を促進すること、酸化する物質の増加を抑制するのがポイントです。

加齢臭と汗の臭いが混ざるといった相乗効果で、体臭がより強烈になっているケースは確かにあります。
しかし臭いの原因が異なる以上、それぞれに対する臭い予防策をとらなければ臭いの発生は止められず、その場しのぎの対処療法を繰り返すいたちごっこになってしまいます。

加齢臭があることが分かっているなら、まずは抗酸化作用・脂質の抑制を意識した食生活・生活習慣に心がけてみてください。

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