口臭の原因は蓄膿症のせいかも?

体臭相談室

口臭の原因探しでは「蓄膿症」の可能性も忘れずに

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蓄膿症とは、慢性の副鼻腔炎の俗称です。
鼻のなかは一本の管でできているのではなく、周囲に副鼻腔と呼ばれる大小の空洞があります。
風邪や鼻炎をきっかけに副鼻腔に侵入したウィルスが炎症を引き起こした時、膿がたまってしまう症状「副鼻腔炎」といいます。
黄色や緑色のドロッとした鼻水が出るのが特徴で、ときには痰のような塊が喉に流れてきます。

風邪を引いたときなどに一時的に症状が出る「急性副鼻腔炎」と、これが何ヶ月も治らない「慢性副鼻腔炎」とに分けられ、一般的に蓄膿症と呼ばれるのは後者の長引く症状の方です。
ひどい鼻づまりになるだけでなく、膿の溜まる部分に痛みを感じたり>、頭痛や熱っぽさを感じることもあり、放置すればどんどん悪化してしまうため注意が必要な病気でもあります。

蓄膿症のサインのひとつ・口臭

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蓄膿症になると高い確率で口臭が発生します。
口臭の原因のひとつ目は、鼻づまりによる口呼吸
鼻で呼吸ができないので、呼吸のために口が開いている時間が長くなり、必然的に口腔内が乾燥します。
こうして細菌が繁殖しやすく浄化しにくい環境となって、口臭が悪化するのです。

ふたつ目の原因は、副鼻腔に溜まっている膿自体の臭いです。
慢性ともなれば膿が長期間溜まっているために、臭いもどんどん強まってしまいます。
通常、自分の臭いは嗅ぎ慣れてしまうため口臭にはなかなか自分で気づくことができないものですが、蓄膿症の患部は嗅覚を感じる部分に近いので、他人が気づくよりも先に、自分自身の膿の臭いに気づく方が多いようです。

まずは蓄膿症を治すことが大事

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口臭の自覚があってもなくても、蓄膿症は早めに治療を受けることが肝心です。
以前は、蓄膿症の治療では大がかりな切開手術が主流だったために怖い病気というイメージが強く、なかなか耳鼻科に行けずに悪化させてしまうというケースも聞かれましたが、現代では、膿を洗い流し抗菌薬を用いたり、投薬による治療が主になっています。

まれに投薬での改善が見込めないケースや、ポリープなど他の症状が併発している場合には、レーザーによる内視鏡手術が行われる場合もありますが、先述の切開手術のような大変さはないですし、悪化させないためにも早めに耳鼻科での治療を開始することが肝心です。
頭の中心にある鼻は目や脳とつながっており、膿が周辺の器官へ回ってしまうとさらに大変なことになります。

蓄膿症の治療を開始すると、多くの場合すぐに回復傾向が見られます。
ただし蓄膿症は本来治るのに時間がかかる病気なので、良くなったように感じても、勝手に治療を止めれば再発してしまいます。
慢性の場合完治までに1年以上かかることもありますが、医師の指示通りに治療を続けるようにしてください。

蓄膿症の口臭を和らげたいときには

膿の臭いは仕方がありませんが、鼻づまりによる口の乾燥は防ぐことが可能です。
シンプルですがこまめに水を飲んで口の中を潤したりガムを噛んで唾液を分泌するように気をつけてみてください。
冷たい水や氷を含めば、口のなかもスッキリしますね。
できるだけ鼻をかむ、というのも有効です。

風邪による鼻づまりが蓄膿症にまで悪化してしまうのは、免疫力の低下が原因です。
健康であれば鼻や口から菌やウィルスが侵入しても、くしゃみや鼻水と一緒に体外に排出することができますが、免疫力が低下していると自分の力でウィルスに対抗できずに炎症を起こしてしまうのです。

蓄膿症になりやすい方は、食生活、生活習慣を見直し、普段から免疫力を高めるようにします。
耳鼻科で治療受けるときには、担当医に口臭が気になることも伝えておくと、治療と一緒に口臭の改善の経過も見ていくことができて安心です。

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