自分の口臭測定方法

体臭相談室

あなたの口臭を測定してみるとしたら?

気になる口臭2

自分の手を口の前に当てて息のにおいを嗅いでみた経験、ありますよね。
「もしかして臭ってるかな?」とこんな動作をしてみても、なかなか自分の口臭を正確に知ることは出来ません。
自分で息を嗅いで「臭くない」と判断したとき、本当にそれほど口臭がないこともありますが、その逆で話し相手の方は強い臭いを感じているケースも存在します。

自分で口臭があるかどうかを確認するには、いくつかの方法が考えられます。
まず手っ取り早いのは、家族や親しい友人に質問してみることです。
しかし、「ちょっと臭うよ」と正直に教えてくれる方だけでなく、傷つけたくなくて本当のことを言えない方もいるでしょう。

舌を前方に引っ張り出してみて、綿棒やコットンで少し長めに舌を拭き、数分間放置した臭いを嗅いでみます。
使用して数分したフロスの臭いを嗅ぐ、という方法もありますね。
そのほか、口の中で嫌な味がしたら口臭のサインとも言われます。

しかしこれらはあくまで、口臭の有無を知る目安でしかなく、それが気にしなくても良いレベルなのか、人に強い不快感を与えるレベルなのかを知ることは出来ません。
そんなときには、実際に口臭を測ってみる必要があります。

口臭測定とは

歯医者

例えばアメリカでは歯に関する審美意識が高く、歯列矯正装置をつけた子供をよく見ます。
歯を健康に美しく保つことは口臭予防のひとつともなるので、口臭エチケットでは日本はまだ後進国といえるかもしれません。
そんな日本でも、近年では「エチケット」への関心が高まり、口臭予防や対策に専門的に取り組む歯科が見られるようになりました。

歯科で口臭レベルを確認するのに用いるのは、専門の測定装置です。
まず、大まかにどのぐらい口臭があるのかを知り、治療の必要性を判断するために使用されるのが、「ハリメーター」と呼ばれる測定装置です。
装置から伸びたストローを喉の奥の方に入れて20秒程度鼻呼吸すると、息の中の揮発性硫化物のガス濃度が測定され、ピーク値がデジタル表示されます。
無臭から濃い口臭まで、段階的にレベルを知ることが可能です。

さらに測定時間が短いのが「ブレストロン」です。
測定用のマウスピースをくわえると、口の中の空気が吸引され、わずか45秒間で10億分の1g単位のVSC量が測定され、口臭レベルが4段階表示されます。

どんな口臭が起こっているのか、その成分までも知ることができるのが「オーラルクロマ」という装置。
口の中で器具を1分間ほど咥えると、VSCの主な成分である硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイドのそれぞれのガス濃度が測定されます。
発生しているガスの種類、構成バランスを知ることで、口臭の主な原因をより具体的に知り、的確な対策をすることができます。
より精度が高い口臭測定装置といえますね。

口臭には唾液も大きく影響するので、唾液の分泌量やphバランスを測定する検査も行われています。

自分でできる口臭測定

口臭チェック

歯科で専門的な治療をするほどではないけれど、口臭が気になるから自分で簡単にチェックしたいというときには、自分で扱える「口臭チェッカー」を購入することができます。
ポケットサイズの測定器に息を吹きかけるだけで、口臭の原因となるガスの量を総合的に判断し、そのレベルを何段階かのイラストで表示します。

手軽に持ち運べるので、例えば出先で食事をした後、商談の前、デートの時など口臭が気になるタイミングに、その時点の口臭をすぐにチェックできるのが強みで、価格も手ごろですが、その正確性や詳細性では歯科での診断に及ばないようです。

口臭ケアの入り口としてまずはチェッカーを利用してみて、なかなか口臭が良くならない、具体的に対策していきたいという段階で歯科を利用するといった使い分けもあります。

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