歯周病を塗薬で改善しましょう。

体臭相談室

塗薬で口臭の原因である歯周病を改善しよう

塗薬で口臭を治すことができるということをご存知でしょうか。
口臭に悩んでいる人はたくさんいますが、その原因は人それぞれです。
耳鼻咽喉科系の病気や消化器系の不調、呼吸器系の疾患、緊張した時や空腹時などの生理的口臭なども口臭の原因として挙げられます。
そして、口臭の原因として最も多いのが歯周病を原因とするものです。
この歯周病に効果を発揮する塗薬があるのです。
口臭に塗薬が効果があるなどと言われても信じられないかもしれませんが、本当に効果があるのです。
口臭に効果がある塗薬について説明しましょう。

歯周病は命に関わることもある恐ろしい病気です

歯周病

塗薬によって予防できる歯周病は、ジンジバリス菌などの歯周病菌の感染によって起こります。
症状としては、歯垢が溜まって歯茎に炎症が起こります。
それから歯と歯茎の間に歯周ポケットという隙間ができ、炎症がさらにひどくなって歯周病菌が歯周組織に入り込みます
そうすると歯槽骨歯根膜が破壊され始めます。
さらに症状がひどくなると歯槽骨が半分以上破壊されて歯がぐらぐらになってしまい、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
それだけではなく、歯周病菌は血液に入り込んで全身を巡り臓器や血管壁で毒性を発揮して炎症を引き起こします。
その結果、様々な病気を引き起こします。
感染性心内膜炎や虚血性心疾患などの心臓病や、脳卒中肺炎などを引き起こすこともあり、命に関わることもあるのです。
また、女性の場合、早産低出生体重児出産との関連性も指摘されています。
歯周病はとても恐ろしい病気なのです。

歯周病に対する塗薬の効果

歯ブラシ

このように恐ろしい歯周病ですが、塗薬がどうして効果的なのでしょうか。
塗薬の利点として歯周ポケットに直接塗ることができる点、さらに粘り気があるため唾液などで流れにくく患部に働きかける時間が長い点があります。
塗薬に含まれる成分の主なものとして、歯茎の腫れや血管の充血をやわらげる抗炎症成分のグリチルリチン酸ニカリウムや、細菌の増殖を抑える殺菌作用のあるセチルピリジニウム塩化物水和物歯茎を引き締めて腫れを緩和するヒノキチオール歯周病による出血を抑えるアラントインなどがあります。

塗薬の効果を高めるには

模型

通常の塗薬は大概いつ塗ってもそれほど効果に違いはありませんが、歯周病を抑える塗薬は使用する時間が非常に大切です
ほとんどの塗薬の使用方法にも載っていますが、ブラッシングのあとに塗るのが効果的なのです。
歯周病の原因である歯垢は、微生物によって形成されるバイオフィルムというものの一種で、粘り気があって剥がれにくく、周囲の細菌と合体して大きくなる特徴があります。
また、膜に覆われたような状態なので通常は薬を塗っても成分が奥の方に届きません。
だから、歯垢がある状態で塗薬を使っても効果は期待できないのです。
そこで、ブラッシングをして歯垢を壊した後塗薬を使用する必要があるのです。
歯周病に効くどんな成分が配合されていても、ブラッシングによって歯垢を取り除かないと患部にその成分を浸透させることができないのです。
もちろん、漫然とブラッシングをしても意味がありません。
きちんと歯垢を取り除けるように正しいブラッシング方法を身につけましょう。

歯周病の原因歯垢に含まれている細菌です。
それらを取り除くために塗薬は効果的ですが正しい使い方をしないと効果はありません。
そのためには正しいブラッシングを行い、さらにデンタルフロス歯間ブラシなどを使って歯垢をきちんと取り除きましょう。
口臭の原因の8割は歯周病だとも言われています。
歯周病を治すことは口臭を治すことと同じなのです。
そのために塗薬を活用することをおすすめします。

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