加齢臭と尿

体臭相談室

尿の臭いが強くなるのは、もしかして・・・?

時々、「若い頃に比べて尿が臭くなったように感じます。これも加齢臭なのでしょうか?」というご質問を頂く時があります。
しかし、尿には加齢臭というものは存在しません。

加齢臭というのは、加齢によって酸化した脂肪酸が皮脂腺から分泌され、ノネナールという物質が生成されることで発生するニオイです。
尿にはノネナールはないので、いくら臭くても加齢臭ではないといえます。

尿というのは便と同じように身体の排泄物なので良いニオイのするものではありませんが、特別に臭く感じれば心配になるのも当然です。
臭いの種類にもよりますが、注意深く経緯を見守った方が良い場合もあります。

代表的な尿の臭いにアンモニア臭があります。
特に時間が経過するほどにアンモニア臭は強くなる傾向があるため、尿を流すのを忘れていて便器に残っていた時やトイレの掃除が行き届いていない時は、ツンとくるニオイがするために自身の尿が臭くなったのでは?と感じるケースも多いようです。
しかしそうではなく、確実に臭いが変わった、色が変だという場合は病気を疑ってみる方がいいかもしれません。
排泄物をチェックすることで身体の危険信号を察知するのは重要なことだといえるでしょう。

尿について詳しく知っておこう

尿というのは血液に含まれる老廃物や不要な水分から生成される身体の排泄物です。
腎臓で作られており、生産される量は水分摂取量によって異なりますが、1日で約1.5リットルほどの量だとされています。

腎臓で濾過された尿は、尿管を通じて膀胱に蓄積されていき、その後排泄されていきます。
膀胱の大きさは成人で大体500ml程度で、約五分の四くらいの容量まで尿が蓄積された時に大脳にシグナルが送られ、尿意を催すものとされています。

人間の尿に関して言えば、98%が水分で残りが微量の塩素やカリウム、ナトリウム、アンモニア、尿酸、ホルモンなどが含まれているようです。
排泄物であることから汚いものというイメージが強いですが、血液を濾過して生成されたものなので、健康な腎臓を持つ人の場合は排泄直前までは無菌状態なのだそう。

老廃物を体内に排出する、体内の水分量を調節するという重要な役割を担っている尿。
色や臭いで身体の様々な状態を知ることが出来ます。
病院へ行けば、まず必ず尿検査から始まりますよね。
自身の尿の状態を把握することが日々の健康管理につながるといえるでしょう。

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尿で健康状態をセルフチェックしてみよう

健康のバロメーターともいえる尿ですが、臭いが急に強くなった、色が違う、量が急に増えた、減ったなどの症状があれば要注意!
ぜひ毎日ご自身で確認して、身体からの危険信号を察知するように心がけてみるようにしましょう。

まずはニオイ。
尿の臭いが強くなった、臭くなったと感じた時は水分の摂取量が少ない可能性もあります。
特に病中病後など脱水症状になっている時は臭いを強く感じることがあるようです。
水分を多めに摂取して様子を見てみましょう。
ただ、あきらかにいつもと違う腐敗臭がする時などは尿道に炎症などを起こしているケースがありますので、泌尿器科を受診しておくと良いかもしれません。
また甘いようなニオイがする時は糖尿病が疑われます。

色に関していえば、色が薄い程、水分量は多い状態であると考えられます。
色が濃い時は脱水症状のサインであることが多いようです。
赤いように見える時は血尿、白濁している時は尿路感染症の可能性も。

量が急に増えた場合は、水分の摂りすぎや利尿作用のある飲料を飲みすぎていないかどうか調べてみましょう。
逆に尿が減った場合は注意が必要。
運動後など汗をかいた時は尿量が減りますが、むくんできた・・等の症状がある場合は腎臓の機能が正常に働いていないこともあるようです。
様子を見ていても良いものなのか、すぐに病院へ行った方が良いものなのかを考える時に、普段の自分の尿の状態を把握していると早い対応が出来そうですね。

尿の臭いが強くなった時に考えられる病気

明らかに尿の臭いが強くなった、刺激臭がするなどの症状がある場合は病気のサインかもしれません。
では、どのような病気が考えられるでしょうか。

アンモニア臭が普段以上に強くなった場合は脱水症状や膀胱炎の可能性があります。
スポーツやサウナの後に水分補給はしているでしょうか。
酷い下痢や嘔吐の後にアンモニア臭が強い場合は脱水症状があると考えて良いでしょう。
風邪などで発熱した時に尿が臭く感じられるのも、汗や熱で身体の水分量が不足しているサインです。スポーツドリンクを薄めたものやミネラルが豊富な麦茶を少しずつ飲むか、ひどい場合は病院での点滴も必要です。
また、膀胱炎を含む尿路感染症の疑いも大いにあります。
特に女性は尿を我慢すると尿道の構造上、男性よりも膀胱炎になりやすいとされています。
尿が急に臭くなり、残尿感や排尿時の痛みがある場合は泌尿器科か内科を診察すると良いでしょう。

肝臓が悪くなった時もケトン臭と呼ばれる独特のニオイを発生する場合があります。
食べ物やアルコールを過剰に摂取し、肝臓の機能に負担をかけるとケトン体という物質が生成されます。
このケトン体が出ると口臭や体臭が強まる傾向にあります。
尿だけではなく、体臭も強くなった場合は肝機能が落ちているのかもしれません。

どんな場合でも早いうちに受診すればその分早く回復するので、異変を感じた時は迷わずに診察を受けるようにしましょう。

体臭がアンモニア臭いのは加齢臭?

加齢臭というのは、加齢によって体内で酸化した脂肪酸が皮脂腺から分泌し生成されるノネナールが原因とされています。
普通、加齢臭のニオイで例えられているのは、ロウソクや古本、チーズなどが一般的です。
ノネナールがアンモニア臭くなることは通常考えられないので、体臭が尿のようなニオイ、アンモニアのようなニオイがする時は他の理由が考えられるかもしれません。

体臭がアンモニア臭くなった時、まず考えられることとしては、腎機能が低下している可能性が挙げられます。
腎臓の機能が低下した場合は尿素が体の中に蓄積され、しかも体内で分解されるためアンモニア臭が発生してしまいます。
これが皮脂腺や汗腺から発散すれば、体臭や汗はアンモニア臭くなります。

もうひとつは血流が悪くなっているケースです。
血液の循環が滞った場合は体中に酸素が行き渡らなくなり、アンモニア臭を発生させている時もあるようです。

アンモニア臭がする体臭は、別名「疲労臭」とも呼ばれ、体がとても疲れている時や代謝が落ちている時に感じられることが多いのだとか。
疲労がたまれば腎臓の機能が悪くなりやすいともいわれていますし、体調が大きく関わる臭いであることは間違いないでしょう。
受診して腎臓や血流に問題が無いようでしたら、疲労回復を心がけ、体の中から健康的になるように生活習慣を見直してみると解決策が見つかりそうですね。

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